第52回 OT実地問題 AM 1-20 2022 6/10 過去問 2020年6月11日2022年6月10日 第52回 OT AM 1-20 1、Daniels らの徒手筋力テストの段階及びの検査で正しいのはどれか。2つ選べ。 選択肢に誤りがあり、正解が得られないため採点対象から除外 None 2、深部腱反射の検査における打腱器の叩打部位で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 胸筋反射 2. 上腕三頭筋反射 3. 腕橈骨筋反射 4. 膝蓋腱反射 5. アキレス腱反射 3、65 歳の女性。右利き。右被殻出血による左片麻痺。発症後4か月が経過した。Brunnstrom 法ステージは左上肢Ⅳ、左手指Ⅳ、左下肢Ⅵ。両手で可能な動作はどれか。 1. 網戸を取り外す 2. 掃除機をかける 3. 天井の蛍光灯を変える 4. 豆腐を手掌の上で切る 5. エプロンの腰ひもを後ろで結ぶ None 4、28 歳の男性。右利き。交通事故による右前頭葉背外側部の頭部外傷のため入院した。作業療法が開始され、4か月が経過した。四肢に運動麻痺や感覚障害を認めず、歩行は自立している。日中はボーッとして過ごすことが多いが、促されると日課を行う。話しかければ日常会話は問題なく成立するが、自発話は乏しい。この患者の高次脳機能評価として最も適切なのはどれか。 1. BADS 2. SLTA 3. SPTA 4. VPTA 5. CBS(Catherine bergego scale) None 5、30 歳の男性。左上腕切断短断端。右利き。肘継手の屈曲および手先の開閉コントロールを行い、「釘打ちがしたい」との希望があり、上腕義手を作製することになった。選択する義手のパーツとして適切なのはどれか。 1. オープンショルダーソケット 2. リュックサックハーネス 3. 単式コントロールケーブルシステム 4. 能動肘ブロック継手 5. 能動ハンド None 6、65 歳の男性。Parkinson 病。方向転換の不安定性や突進現象を伴う歩行障害が出現し始めた。ADL は動作に制限があるものの自立している。家業である洋裁店を妻や長男夫婦の手助けで行っている。この時点での Hoehn &Yahr の重症度分類ステージはどれか。 1. Ⅰ 2. Ⅱ 3. Ⅲ 4. Ⅳ 5. Ⅴ None 7、50 歳の女性。左椎骨動脈解離による Wallenberg 症候群で3週経過した。四肢に麻痺と高次脳機能障害はないが、摂食嚥下障害があり経鼻経管栄養が開始された。嚥下造影では咽頭収縮不良による左側咽頭通過障害を認め、唾液を常にティッシュで拭っている状態である。発熱はなく、呼吸状態は安定している。この患者への対応で正しいのはどれか。 1. 間接訓練は禁忌である 2. 頸部左回旋して嚥下する 3. 間欠的経管栄養の適応はない 4. 垂直座位で唾液の誤嚥を防ぐ 5. 頸部の筋力訓練は禁忌である None 8、図のように右股関節を最大屈曲させた際に、左大腿部の挙上がみられた。短縮が最も考えられる筋はどれか。 1. 大b筋膜張筋 2. 大腿直筋 3. 中殿筋 4. 縫工筋 5. 大腰筋 None 9、図は痙直型両麻痺を示す脳性麻痺児(GMFCS レベルⅢ)の長座位姿勢である。後方に倒れるのを防ぐため上体を起こそうと全身の筋緊張を強め努力している。その際に上肢に起こる連合反応として適切なのはどれか。 1. 肩甲骨の挙上 2. 肩関節の外転 3. 肘関節の伸展 4. 前腕の回外 5. 手関節の背屈 None 10、75 歳の女性。自宅の浴室で転倒し右大腿骨頸部を骨折したため人工股関節置換術(後外側アプローチ)が施行された。担当医からは患側への全荷重が許可されている。この患者に対する ADL 指導で正しいのはどれか。 1. 割り座で靴下をはく 2. 和式の畳生活を勧める 3. 靴ひもを結ぶときはしゃがむ 4. 椅子は座面の低いものを使用する 5. 階段を下りるときは右足を先に下ろす None 1 out of 2 11、49 歳の女性。多発性筋炎で入院中である。ステロイドによる寛解を認め、ベッドサイドでのリハビリテーションが開始された。この患者の運動負荷を調節する際に指標となる血液検査はどれか。 1. 総ビリルビン 2. クレアチニン 3. 血中尿素窒素 4. クレアチンキナーゼ 5. アルカリフォスファターゼ None 12、70 歳の男性。右利き。右内頸動脈閉塞による左片麻痺のため回復期リハビリテーション病棟に入院中。意識清明。日用物品の使用に不便はないが、右側を向いていることが多く、左側の対象物への気付きが遅れることがある。物事には積極的に取り組む一方で、他者へ脈絡なくたびたび話しかけてしまう。この時期の患者の評価法として適切なのはどれか。2つ選べ 1. Apathy scale 2. BIT 3. FAB 4. GATB 5. WAB 13、78 歳の女性。脳梗塞による左片麻痺。身長 160 cm。発症後か月経過。便座上座位保持時、立ち上がり時および立位保持時には手すりが必要で、下衣着脱は手すりに右肩を当てて行う。トイレに図のような L 型手すりを設置する。設置位置の寸法で適切なのはどれか。 1. a:40 cm、b:50 cm、c:120 cm 2. a:65 cm、b:75 cm、c:150 cm 3. a:65 cm、b:25 cm、c:150 cm 4. a:80 cm、b:75 cm、c:150 cm 5. a:80 cm、b:25 cm、c:120 cm None 14、32 歳の女性。アルコール依存症。美容師として働く兼業主婦。25 歳ごろから飲酒量が増えた。現時点では、仕事や家事に大きな支障はない。このまま飲酒を続けていると大変なことになると思い、飲酒量を減らそうと努力しているが、飲み始めるといつも深酒してしまう。1人の力では断酒できないと悩み、自ら精神科病院を受診し入院治療を受けることになった。回復を目的とした作業療法の評価で最も重要度が高いのはどれか。 1. 見当識 2. 基礎体力 3. 金銭管理 4. 自己評価 5. 日常生活能力 None 15、51 歳の女性。パート勤務。職場で突然、動悸がして息苦しくなり口をパクパク開けて過呼吸となった。「出勤するとまた発作が起こりそうだ」と言って自宅に閉じこもっている。この患者の症状で考えられるのはどれか。 1. 適応障害 2. 身体化障害 3. 解離性昏迷 4. パニック障害 5. 急性ストレス反応 None 16、67 歳の女性。作業療法中に傾眠傾向が続いた日があるかと思えば、声かけにはきはきと受け答えをする日もある。部屋の間違いや道に迷うことも多い。あるとき突然「カーテンの陰に人がいる」と話し怯えだした。この患者の原因疾患として最も可能性が高いのはどれか。 1. Alzheimer型認知症 2. Lewy小体型認知症 3. 前頭側頭型認知症 4. 正常圧水頭症 5. 血管性認知症 None 17、45 歳の男性。統合失調症。20 年間の入院の後、退院してグループホームに入居することになった。作業療法士は患者の強みとしての性格、才能、希望、環境について、日常生活、経済的事項、仕事などの項目に分けて本人と一緒に確認・文章化し、患者の言葉を用いて退院後の目標を立てた。本アセスメントの根拠となるモデルはどれか。 1. ICFモデル 2. 人間作業モデル 3. ストレングスモデル 4. 脆弱性-ストレスモデル 5. CMOP(Canadian Model ofOccupational Performance) None 18、57 歳の女性。夫と寝たきりの母親との3人暮らし。編み物を趣味としていた。患者は手の抜けない真面目な性格で、介護が2年続いたころから「体が動かない。死んでしまいたい」と寝込むようになった。夫に連れられ精神科病院を受診し入院。1か月後に作業療法が導入となった。しかし、作業療法士に「母のことが気になるんです。ここにいる自分が情けない」と訴えた。この患者への対応として適切なのはどれか。 1. 主治医に早期の退院を提案する 2. 他の患者をお世話する役割を提供する 3. 趣味の編み物をしてみるよう提案する 4. 休むことも大切であることを説明する 5. 他の患者との会話による気晴らしを促す None 19、7歳の男児。幼児期から落ち着きがなく、他の子供から遊具を取り上げる、列に並べない、座って待てないことが多かった。小学校入学後も、周囲の生徒の文房具を勝手に使う、課題に集中せず席を離れるなどが頻繁にみられていた。自宅でも落ち着きがなく、母親が注意すると興奮する状況であった。この男児について作業療法士が担当教員から相談を受けることになった。担当教員への助言内容として適切なのはどれか。 1. 注意・叱責は強く行う 2. 男児の席を教室の中心に設ける 3. 望ましい行動が生じたら直ちに褒める 4. 不得意なことは時間を要しても習得を目指す 5. 集団生活に必要なルールを本人に詳しく説明する None 20、43 歳の男性。統合失調症。幻聴と妄想が消失せず9年間の入院生活を送っていたが、入院患者の地域生活移行を進める方針の下、地域のアパートを借りて退院することになった。そこで、本人の地域生活を支えるため、作業療法士、看護師、精神保健福祉士、医師らがチームを組み、24 時間 365 日体制で相談や訪問のサービスを開始した。このサービスに該当するのはどれか。 1. Assertive Community Treatment(ACT) 2. Illness Management andRecovery(IMR) 3. Individual Placement and Support(IPS) 4. Intentional Peer Support(IPS) 5. Wellness Recovery Action Plan(WRAP) None 2 out of 2 Time's up 誤字脱字や回答時に不具合等ありましたら下のコメント欄からお願いします。 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。
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