第50回 PT実地問題 AM 1-20 2022 6/10 過去問 2020年7月1日2022年6月10日 第50回 PT AM 1-20 1、関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準によ る)で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 股屈曲 2. 足背屈 3. 股内転 4. 足部内転 5. 股内旋 2、関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準によ る)で 誤っているのはどれか。 1. 頸部伸展 2. 頸部回旋 3. 頸部側屈 4. 胸腰部回旋 5. 胸腰部側屈 None 3、Danielsらの徒手筋力テスト(股関節伸展の検査)を図に示す。 正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 図1の肢位で段階2を検査できる。 2. 図1は大殿筋のみを分離して伸展力を検査している。 3. 図1は股関節屈曲拘縮がある場合のための変法である。 4. 図2の方法では両側同時に検査する。 5. 図2の方法では段階5〜段階2まで検査できる。 4、Danielsらの徒手筋力テストで右外腹斜筋と左内腹斜筋の検査を図に示す。右の 肩甲骨下角を台から離すことができた。 判断できる最も低い段階はどれか。 1. 段階1 2. 段階2 3. 段階3 4. 段階4 5. 段階5 None 5、65歳の男性。右利き。脳梗塞による片麻痺。Brunnstrom法ステージは上肢、手指、 下肢ともにⅢ。回復期リハビリテーション病棟では車椅子で移動している。発症後3 か月の頭部MRを示す。出現しやすい症状はどれか。 1. 観念失行 2. 左右障害 3. 純粋失読 4. 半側空間無視 5. 非流暢性失語 None 6、5の患者が基本動作練習を開始した際に観察されるのはどれか。 1. 左側からの方が起き上がりやすい。 2. 座位練習で右手を支持に使うことができない。 3. 立位保持では両下肢に均等に荷重ができる。 4. 車椅子駆動の際に廊下の左壁によくぶつかる。 5. 練習を繰り返しても装具装着の手順を間違える。 None 7、19歳の男性。オートバイ事故による頭部外傷で入院加療中。受傷後1か月。JCS (Japan coma scale)はⅠ-1。右上下肢はよく動かすが、左上下肢の筋緊張は亢進 し、上肢屈曲位、下肢伸展位の姿勢をとることが多い。座位保持は可能であるが、 体幹の動揺がみられる。この時期の理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 1. 介助なしでのT字杖を用いた歩行練習 2. 臥位での左上肢のFrenkel体操 3. 座位での左下肢筋の持続伸張 4. 立位でのバランス練習 5. 階段を降りる練習 8、62歳の男性。5年前に脊髄小脳変性症と診断され、徐々に歩行障害が進行して いる。体幹失調が顕著で、下肢には協調運動障害があるが筋力は保たれている。歩 隔をやや広くすることで左右方向は安定しているが、前後方向への振り子様の歩容 がみられる。最近になって自力歩行が困難となり、理学療法で歩行器を用いた歩行 を練習している。 この患者の歩行器に工夫すべき点で適切なのはどれか。 1. サドル付型を用いる。 2. ピックアップ型を用いる。 3. 歩行器は軽量のものを選ぶ。 4. 上肢支持面の側方に重錘を装着する。 5. 上肢支持面は前腕部で支持できる高さにする。 None 9、25歳の女性。交通事故で頸椎脱臼骨折を受傷した。脊髄ショック期は脱したと 考えられる。MMTで、肘屈曲は徒手抵抗に抗する運動が可能であったが、手関節 背屈は抗重力位での保持が困難であった。肛門の随意的収縮は不能で、肛門周囲の 感覚も脱失していた。 目標とする動作で適切なのはどれか。 1. 起き上がり 2. 自動車運転 3. 側方移乗 4. 電動車椅子操作 5. トイレ移乗 None 10、27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診し た。来院時のエックス線単純写真を示す。この写真から判断できる所見はどれか。 1. 肩腱板断裂 2. 肩甲上腕関節脱臼 3. 肩鎖関節脱臼 4. 鎖骨骨折 5. 上腕骨骨頭骨折 None 1 out of 2 11、10の患者はスポーツ選手を継続することを希望している。 治療として適切なのはどれか。 1. 安静 2. 手術療法 3. 超音波療法 4. ギプス固定 5. ホットパック None 12、4歳の男児。痙直型両麻痺。GMFCS(gross motor function classification system) レベルⅢ。立位姿勢を図に示す。 理学療法で適切なのはどれか。 1. 股関節内旋筋の促通 2. ハムストリングスの促通 3. 腹筋群と殿筋群の同時収縮の促通 4. 長下肢装具の使用 5. 両側T字杖の使用 None 13、60歳の男性。両下肢のしびれと間欠性跛行とを認める。足背動脈の触知は可能 で、体幹を前屈することによって歩行が容易となる。 症状を改善するのに適している装具はどれか。 1. Boston型装具 2. Jewett型装具 3. Milwaukee型装具 4. Steindler型装具 5. Williams型装具 None 14、85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多く なっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急 搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0℃、呼吸数25/分、左胸部に肺胞 呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。この患者の症状が生じている原因として最も考えられるのはどれか。 1. 気胸 2. 心不全 3. 肺水腫 4. 間質性肺炎 5. 誤嚥性肺炎 None 15、4の患者の病変が生じている部位に痰が貯留している場合の排痰体位として最も 適切なのはどれか。 1. 座位 2. 背臥位 3. 左側臥位 4. 右側臥位 5. 45°前方に傾けた None 16、70歳の男性。身長170cm、体重60kg。慢性心不全でNYHA分類classⅡ。在 宅におけるリハビリテーションを行っている。在宅での生活と運動指導で正しいのはどれか。 1. 安静時間を長くする。 2. Borg指数で15程度の運動を勧める。 3. 体重増加は栄養改善の良い指標である。 4. 疲労感が残存しているときは運動を休む。 5. 症状に特別な変化がない場合は服薬を中止する。 None 17、80歳の女性。多発性脳梗塞。動作の観察から、明らかな運動麻痺はみられない が軽度の感覚障害が予想される。軽度の認知症があり、口頭での詳細な手順の説明 は理解しにくい。 深部感覚検査として適切なのはどれか。 1. 非検査肢の自動運動による模倣試験 2. 非検査肢の他動運動による模倣試験 3. 検査肢の自動運動による再現試験 4. 検査肢の他動運動による再現試験 5. 関節定位覚(母指探し)検査 None 18、62歳の男性。スパイログラムのフローボリューム曲線を図に示す。 最も考えられるのはどれか。 1. 肺癌 2. 肺線維症 3. 肺葉切除後 4. 上気道狭窄 5. 慢性閉塞性肺疾患 None 19、82歳の女性。1人暮らし。2階建て住居の1階にある居室でベッドを使用して いた。敷居につまずき転倒し、大腿骨転子部骨折を受傷した。骨接合術後、屋内歩 行は自立し、屋外歩行はT字杖にて5分程度可能となった。 自宅に退院するにあたり適切なのはどれか。 1. 敷居の高さは5cmに統一する。 2. 居室にじゅうたんを敷く。 3. 玄関に手すりを設置する。 4. スリッパを使用する。 5. 寝具は床に敷く。 None 20、60歳の男性。脳梗塞による片麻痺と高次脳機能障害に対して理学療法を実施し ている。時折、能力以上の動作を行おうとするために転倒のリスクが指摘されてい た。理学療法終了後、搬送担当者がわずかに目を離した間に立ち上がりバランスを 崩して床に座りこんだが、明らかな打撲や血圧の変化はみられなかった。 対応として適切でないのはどれか。 1. 家族に経過を説明する。 2. 再発防止の具体案を提案する。 3. 口頭で速やかに主治医へ報告する。 4. 発生した状況を詳細に文書で報告する。 5. 理学療法士に責任がないことを明確にする。 None 2 out of 2 Time's up 誤字脱字や回答時に不具合等ありましたら下のコメント欄からお願いします。 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。
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