第50回 OT実地問題 AM 1-20 2022 6/10 過去問 2020年7月3日2022年6月10日 第50回 OT AM 1-20 1、関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準によ る)の運動方向と基本軸で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 頸部右回旋 2. 肩外転 3. 前腕回外 4. 母指掌側外転 5. 足部内転 2、67歳の男性。右被殻出血による左片麻痺。発症後7日。Brunnstrom法ステージ を用いて評価を行った。正しい判定はどれか。2つ選べ。 採点除外等の取り扱いをした問題です None 3、45歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し1か月経過した。病変部位はMRIで左角 回と左側頭葉後下部であった。運動麻痺は認められない。 生じやすい高次脳機能障害はどれか。 1. 運動保続 2. 失読失書 3. 地誌的失見当 4. 半側空間無視 5. 道具の強迫的使用 None 4、38歳の男性。オートバイ運転中に転倒し腰背部を強打して、脊髄損傷と診断さ れた。T12以下の感覚鈍麻を認める。筋力はMMTで上肢はすべて5、下肢はす べて0である。肛門周囲の感覚は残存している。 この患者のASIA機能障害尺度はどれか。 1. A 2. B 3. C 4. D 5. E None 5、31歳の男性。バイク事故にて脳挫傷を受傷。受傷直後から意識障害が1週間持 続した。受傷後1か月経過し高次脳機能障害の検査を行ったところ、かな拾い検査 は正解数15、見落とし数27%、TMT(trail making test)はA56秒、B125秒で あった。 最も考えられる症状はどれか。 1. モリア 2. アパシー 3. 注意障害 4. 類推の障害 5. 抽象思考の障害 None 6、10歳の男児。痙直型四肢麻痺の脳性麻痺。頭部保持は可能で、手で支持すれば座 位が可能。わずかな距離は寝返りで移動する。電動車椅子を練習中である。この児のGMFCS(gross motor function classification system)のレベルはどれか。 1. レベルⅠ 2. レベルⅡ 3. レベルⅢ 4. レベルⅣ 5. レベルⅤ None 7、6の児が机上で道具の操作を練習する際に、上肢を効果的に使用するための姿勢 として最も難易度が高いのはどれか。 1. 座位保持装置使用の座位 2. 身体前面を支えた膝立ち位 3. 立位台を使用した立位 4. 床上での長座位 5. 床上での割り座 None 8、図に示すスプリントが適応となる疾患はどれか。 1. 頸肩腕症候群 2. 肘部管症候群 3. 回外筋症候群 4. 手根管症候群 5. 円回内筋症候群 None 9、57歳の男性。視床出血後に表在感覚と深部感覚との障害を認める。運動麻痺は 認めない。 この患者に行う知覚再教育で誤っているのはどれか。 1. 開眼で代償させる。 2. 運動や動作は可能な限りゆっくり行う。 3. 15分程度の知覚再教育を一日に数回行う。 4. 識別素材を固定し、患側手を動かして識別させる。 5. 書字の際に、筆記具と手との接触箇所で筆記具の特徴を感じさせる。 None 10、装具の適応で正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 橈骨神経麻痺 2. 尺骨神経麻痺 3. 脊髄損傷 (第7頸髄節まで機能残存) 4. 上腕骨顆上骨折 5. 腱板断裂術後 1 out of 2 11、20歳の男性。頸髄完全損傷。動作獲得を制限する関節可動域制限、残存筋力の 低下および合併症はない。洋式便座に側方移乗で移乗し、便座上座位で排便を行う。 この患者が使用する坐薬挿入の自助具と、自助具を使用する際の姿勢を図に示す。Zancolliの四肢麻痺上肢機能分類による最上位の機能残存レベルはどれか。 1. C6A 2. C6B1 3. C6B2 4. C6B3 5. C7A None 12、84歳の女性。数年前から徐々に左手の示指と中指にしびれが生じ、母指の指尖 つまみができなくなった。左手の写真を示す。 この患者が使用する装具で正しいのはどれか。 1. 虫様筋カフ 2. 対立スプリント 3. 両側支柱付肘装具 4. 逆ナックルベンダー 5. コックアップスプリント None 13、62歳の男性。閉塞性動脈硬化症。著しい感染を伴った下肢壊疽に対して大腿切 断術が施行され短断端となった。糖尿病性末梢神経障害を合併している。 この患者の術直後の断端管理で適切なのはどれか。2つ選べ。 1. 断端の色調を観察する。 2. 断端の自動運動を行う。 3. 切断部の温熱療法を行う。 4. ギプスソケットを装着する。 5. 切断側股関節を外転位に保持する。 14、20歳の女性。幼少時に両親が離婚した後、友人関係が不安定となりトラブルが絶 えなかった。中学入学後から些細なことでリストカットするようになり、精神科を受 診し、その後、入退院を繰り返していた。男女関係のもつれをきっかけに過量服薬し 救急車で搬送された。入院後は、医療者に対して依存的だが要求が通らないと激しく 責める状態である。最も考えられるのはどれか。 1. 身体表現性障害 2. 気分変調性障害 3. 統合失調感情障害 4. 演技性パーソナリティ障害 5. 境界性パーソナリティ障害 None 15、14の患者に作業療法を導入する際の対応で適切なのはどれか。 1. 作業療法に参加する上での枠組みを明示する。 2. 初回の面接で対人関係を中心に取り上げる。 3. 患者からの面接の要求は満たすようにする。 4. 攻撃的になる場合は担当者を交代する。 5. 課題集団での協調行動を促す。 None 16、55歳の男性。うつ病。3か月前に昇格し研修部門の責任者となった。最近にな り睡眠障害と気分の落ち込みとが出現した。職場では研修予定が立てられない、報 告書の提出が遅れるなど仕事がこなせなくなった。心配した上司に勧められて精神 科を受診し、休職することになった。 この時点の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。 1. 楽しい体験を勧める。 2. 休息の重要性を伝える。 3. 作業活動時間は短くする。 4. 生活課題への取り組みを始める。 5. 能力向上のための課題を提供する。 17、20歳の男性。統合失調症。専門学校に通っていたが、いじめをきっかけに引きこ もる生活となった。次第に容姿を批判される幻聴が生じ、不穏興奮状態となって精神 科に入院した。3週後、不穏興奮は落ち着いたため作業療法が開始されたが、抑うつ 気分の訴え、睡眠過剰および無力感などの状態がみられていた。この患者の回復指標として適切なのはどれか。 1. 億劫さを訴える。 2. 発語が減少する。 3. 退屈感を訴える。 4. 異常体験を訴える。 5. 作業手順が混乱する。 None 18、17の患者が作業療法を開始してまもなく「学校に戻れるだろうか」と不安を訴えた。 作業療法士の対応で適切なのはどれか。 1. 「勉強を取り入れていきましょう」 2. 「生活リズムから整えていきましょう」 3. 「スポーツで体力の向上を図りましょう」 4. 「集団レクリエーションに参加してみましょう」 5. 「SSTに参加して対人関係の練習をしてみましょう」 None 19、10歳の男児。学業成績は中位だが授業中に落ちつきがなく、隣の子に一方的に話 しかける、落書きをする、忘れ物をするなどでよく注意を受けていた。片付けも苦手 で自室は乱雑であった。心配した母親と共に精神科を受診し、外来作業療法が開始さ れた。この男児に予測される作業療法での様子はどれか。 1. 同じ動作を繰り返す。 2. 根拠のない自信を示す。 3. 道具をしばしばなくす。 4. 詳細を作業療法士に確認する。 5. 手順にこだわって作業をする。 None 20、19の男児に対する作業療法での対応で適切なのはどれか。 1. 小集団活動に導入する。 2. 強い口調で指示を伝える。 3. ほめずに見守りを重視する。 4. 作業手順を詳細に説明する。 5. 問題行動には触れずにおく。 None 2 out of 2 Time's up 誤字脱字や回答時に不具合等ありましたら下のコメント欄からお願いします。 過去問 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 Δ このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。
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