2022年10月– date –
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解剖学
上大静脈・下大静脈に入る静脈と奇静脈系の流れ(奇静脈・半奇静脈・副半奇静脈)
動脈の本幹である大動脈が左心室から一本なのに対して、静脈の本幹は上大静脈・下大静脈・冠状静脈洞の3本が別々に右心房に入ります。静脈の多くは動脈と同じ走行をしていますが、一部は異なります。今回は上大静脈と下大静脈に入る静脈と、その2つを繋ぐ奇静脈系の流れについて、過去に出題された類似問題を使いながら解説します。 -
解剖学
体表から触知できる動脈・できない動脈 | 血圧によって触知困難になる動脈
体表近くを走行する動脈は、脈拍を触知することが出来ます。一般的に橈骨動脈で脈を測りますが、血圧が低い場合は上腕動脈や総頸動脈での触知が必要になります。国家試験の出題傾向では触知部位まで知っていないと解けない問題が多くなっています。よく出題される血管は自分の血管で脈拍を確認しながら覚えましょう。 -
解剖学
胸大動脈・腹大動脈から分岐する動脈の覚え方
左心室から出た大動脈は、上行大動脈、大動脈弓、下行大動脈を経て胸大動脈、腹大動脈になります。胸大動脈は上半身に、腹大動脈は腹部以下の下半身に血液を送る血管です。胸・腹大動脈は人体の中で最も太い血管で、胸大動脈からは5つ、腹大動脈からは7つの動脈が分岐しています。臓側枝・壁側枝に分けて、ゴロを使いながら解説しています。
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